『日本一めんどくさい幼稚園』
「困難なことに挑戦できる」「努力し続けられる」「最後までやり抜ける」
そんな"生きる力"のある子に育てるために、「めんどくさい」と思うことでも子どものことを第一に考え実践している幼稚園。
それゆえに親にとっても"めんどくさい"のですが、こんな幼稚園が近くにあったらいいなと思えました。
特に子どもの「自己肯定感」を育てる方法が詳しく載っていて、とても勉強になります。
中でもインパクトがあったのは、「大事なことはだいたい、めんどくさいもの」という冒頭の言葉。
めんどくさくても手をかけた分、いつか返ってくるものが必ずあると考えるだけで、日々の子育ての大変さが少し軽減されます。
その他、私なりの参考メモ。
◎発達段階の正しい順序を踏まえ、心と体の成長を積み上げていく。
習い事も同様。焦り、ショートカットは弊害。
◎「努力した」→「できた!」をいっぱい体験。
「がんばればできる」こと、「できなくても認めてもらえる」ことを学ばせる。
◎卒園生が大きくなったときの言葉。"自分の人生の原点は幼稚園での経験"
幼稚園時代は目に見えなくても、ちゃんと本人の中で息づいているものがある。
急がず「強い根っこ」を育てよう。
◎最低1時間ぐらいは歩く体力を。
きちんと座って絵を描いたり、授業を聞いたりする筋力を培う。
◎子どもの「イヤ」には理由がある。
甘えやサボりではない、その子なりのできない理由を理解してあげる。
◎どんなふうに声をかけてもらいたいか、子どもの立場になって考える。
◎「子どもには無限の可能性がある」
= 「得意なものがどこまで伸びていくか分からない」という意味。
❌「すべてが完璧にできる可能性がある」ではない。
◎生活の様々な場面で、自分で選ばせる、決めさせる。
☆☆☆
書き出したらきりがないほど。
またいつか読み返したい本です。