5ヶ国語を話す兄妹
先日読んだ、井深大さんの『幼稚園では遅すぎる』という本に、5カ国語を話す天才兄妹とモーレツお父さん、永田益夫さんのエピソードがありました。
調べてみると、永田さんは1963年に本を出版されているようですが、絶版になっていて図書館にもない。
古いためかネットでも情報が少ない。
トライリンガル育児の参考になりそうなので、井深さんの本の内容を記録しておきます。
長い教員生活を辞めて自ら子供の教育に全身全霊を注いだ。
当時、兄は2歳半、妹は生後3ヶ月。
英語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ほとんどいっぺんに始めた。
ラジオの語学講座を聞いてみると、フランス語でも、英語に置き換えて説明している。それなら、いっぺんにやれば横の連携がとれるだろうと…。
ちょうどそのころ弾いていたピアノ曲が、楽譜はイタリア語、説明は英語、ドイツ語、フランス語で書いてあった。
その説明がわからないと、曲の感じがつかめない。それも早く語学を始めた1つの動機。
5ヶ国語も一度にやって混乱しないかとよく聞かれるが、子どもはちゃんと使い分ける。
外国語の勉強は、もっぱらラジオを使った。
語学講座というのは非常に親切にできていて、発音なんかも、丁寧にゆっくり言ってくれる。
そうすると、子どもたちは口を開けて、発音練習をちゃんとやっていた。
このような内容でした。
大事なことは、単なる詰め込み教育ではなく、子どもが学習対象に興味を抱くよう、いろいろ工夫することに力を入れた点。
我が家のような英語と中国語という組み合わせの場合は、言語の性質から横の連携が難しいですが、参考&励みになりました。